先日、なんとなくTVを見ていたら、最近日本酒にハマっているというマツコ・デラックスさんが、トーク番組「おしゃれイズム」にご出演されていました。
番組コーナーでも日本酒でおもてなしということで、藤木直人さんがロケに向かったのは甲子園。兵庫県です。
ここにはあの剣菱酒造があるのです。
マツコ・デラックスさんのお酒の飲み方
番組ゲストのマツコさん。
以前は「ビールやハイボールを風呂上がりにカーッ」という飲み方だったそう。
最近では、みのもんたさんのブランデーの飲み方を真似て、氷を大きいグラスにいっぱいに入れ、日本酒をそこに流し入れて飲むんだそう。
編集注:「ブランデーグラスにクラッシュアイスをたっぷり入れて、ブランデーを飲む」というのは広まってしまったイメージだけでの話で、実はみのもんたさんはウイスキーを飲んでいます。
マツコさんは、夏の暑い盛りには、日本酒の味を感じる前に喉の奥に流し込むというので、かなり豪快な飲み方ですね。
ここで名前が出たお酒の銘柄が
剣菱酒造 剣菱
でした。
剣菱酒造とは
戦国時代1505年創業の超老舗酒造の剣菱酒造さん。
赤穂浪士が討ち入り前に最後に飲んだ酒が剣菱だというのは、歴史ロマンを感じます。
そこで作られているのが、酒造の名を冠した剣菱です。
辛みと旨みがバランスよく調和した、
飲みやすいやわらかな味わい。
燗にするとさらに旨みが引き立ち、
きりりと引き締まった抜群のキレ味が。
冷やから燗酒まで、多彩な表情が楽しめます。
http://www.kenbishi.co.jp/product/#navi_product
マツコさんが「剣菱」を好きな理由
「純米酒ではなく、特級と言われるような古くからあるお酒」と剣菱を紹介するマツコさん。
ある時、マツコさんは、お店で見かけた剣菱を見て、お父様が剣菱を飲まれていたのを思い出し、父のように水みたいにお酒を飲んでみたいと思ったそう。
試しに買って飲んでみると、
「そっか、こういうことだったのか、親父は…」
マツコさんは、仕事明けの父親が何故好んで剣菱を飲んでいたのか、剣菱を通じて理解できたのだそう。
父と子にしかわからない感情がお酒を通じて伝わるなんて、剣菱は素敵なお酒ですね。
剣菱といえば、お酒好きがゴクゴク飲みたいコスパの良い酒として定評があります。
辛口でキレがあり、複雑な味わいながらも飲みやすい。
色合いは無色透明ではなく、ちょっとお茶に近い色合いです。
きっと、マツコさんのお父様もお酒好きだったのでしょうね。
仕事終わりの一杯には誰しもこだわりがあるものですが、剣菱のキレが、仕事の疲れをリセットしてくれたのかもしれません。
剣菱酒造でのロケで出てきた樽酒
兵庫県の剣菱酒造では、ロケに向かった藤木直人さんが、マツコさんに特別に樽酒を作っていました。
剣菱酒造の 白樫 政孝 社長曰く、杉の樽に入れて一週間程度寝かせ、杉の香りが移ったものがおすすめらしく、剣菱は樽感(樽香)があったほうが良いのだそう。
元々の複雑な味わいの剣菱に、杉の香りでの風味が加わり、更に味わい深いお酒になるのでしょう。
樽酒をもらった時に気になる日持ち
樽酒は個人向けではありませんよね。お店向けです。
縁起物でもらっても、樽酒は量が多く日持ちが気になる人が多いので、ちょっと保管方法を確認しましょう。
開封してそのまま放置すると気候温度にもよるでしょうが、1週間程度は持ちます。
そこで瓶に移し替えて冷蔵すれば、1ヶ月は持つと言われます。
念の為、樽酒を購入した際は、酒店に保管方法を確認してみてください。
ここで樽酒にしていくのは、極上=デラックス(笑)と社内では呼ばれているという極上黒松剣菱です。
アルコール度数 18%
剣菱の商品には、精米歩合のラベル表示をしておりません。理由は、毎年異なる条件下で育ったお米のできに合わせて精米歩合を変えているから。すべては、変わらぬ味を守り続けるため。 “肩書き”よりも“味”。それが、私どものポリシーです。
http://www.kenbishi.co.jp/product/sake3/
更におすすめの氷を探して水探し。
六甲山の六甲のおいしい水がまちなかで汲めるので、そこでお水を汲んで氷にしていました。
ロックで飲んでいても、お酒と良い水で作った氷が混ざり合う時の、味の変化がたまりませんよね。
樽酒を飲むマツコさん
いよいよ番組では、マツコさんの横に剣菱の樽酒が登場。
ウィスキーっぽい色で樽から出てきた剣菱。
大きめのグラスいっぱいに入った剣菱を、水のように飲むマツコさん。
ゴクゴク飲むというのは、こういう飲み方でしょうね。
これだけ飲んで酔わないなんて、相当です。
いつもはビールをチェイサーに飲むそう。
これは私と同じです。昔は行きつけの飲み屋さんが、頼んでいなくても1杯目に+ビールを出してくれました。
森泉さんが用意したお酒のおつまみ
番組は後半へ向かうのですが、どの場面でもグラスを離さないマツコさんがすごい。
樽酒はこういう人に飲んでもらうべきですね。
今度は森泉さんがロケにいって、マツコさんが好きなネバネバ食材を調達することになりました。
これがお酒のおつまみになるようですね。
そこで紹介されたのが、鎌倉の野菜農家さん(和田さんという農家さんです)に3色オクラ。
緑オクラ 赤オクラ 白オクラ、中でも白オクラはネバネバ3倍。
森泉さんによると、納豆みたいなネバネバ具合だそう。
更に形の違うオクラが登場しました。
角がない丸オクラです。島オクラとも呼ばれ、これは沖縄のオクラです。
森泉さんが畑にあった味の濃厚な大和芋も収穫して、特製弁当をマツコさんに届けます。
収録中もガブガブ飲むマツコさん。
よほど樽香のある剣菱がおいしいのでしょう。
これが普段の飲み方という説もあるでしょうが…。
森泉さんが振る舞ったお弁当の中身
大和芋 三色オクラ 納豆 たくあん マグロを和えたバクダン
和田さん直伝の磯辺揚げ
ここに、有名なお弁当屋さんの津多屋さんと燦膳さんが協力したコラボ弁当です。
これに北海道のお米が入って、半分が津多屋さんののり弁仕様でした。
美味しいに決まってますよね。
磯辺揚げがつまみに最高ですよ、まったく。
特製弁当が手元に届いても、お弁当の味の感想より、つまみの後に剣菱をすぐ口に運ぶマツコさん。
さすがに上田さんに「味の感想を言え」とツッコまれていましたね。
番組冒頭、マツコさんをおもてなしするはずが、おめでとうと言われた時に、ありがとうという気持ちが1ミリも湧かないというマツコさん。
私もちょっとそんなとこあるので共感してしまいましたが、おもてなしに対して照れ屋なんでしょうね。
嬉しいという気持ちはしっかりあって、当然感謝はするというマツコさんですが、ありがとうという感情を持ってもらうのは、おもてなし側も大変そう。
お金をあげたほうが早いという森泉さんの意見に、即答でありがとうと応えたマツコさんですが、最終的にマツコさんがお酒やお弁当のおもてなしに「どうもありがとう」という奇跡が起きて番組は大団円でした。
まとめ
樽酒の剣菱にネバネバ食材の組み合わせ、有名ロケ弁屋さんのコラボと、食と酒の回でもあった今回のおしゃれイズム。
マツコさんのお酒の強さも驚きましたが、剣菱を通じてお父様と感情を共有するというのは、日本酒の醍醐味かなと思いました。
今日は剣菱とオクラで一杯いかがですか?
topimage Photo by Julien Miclo on Unsplash