ジントニックはジンを使ったカクテルの一つで、奥深い味わいが魅力。
宅飲みでもポピュラーなジントニックですが、どんなおつまみが合うか悩んでしまいませんか?そんな人を対象に、この記事ではジントニックに合う宅飲みのおつまみを10個ご紹介します。
ジントニックはどんなカクテルなの?
ジントニックがどんなカクテルか知っていますか?実は歴史が古く、数百年も前から親しまれているんです。以下では、ジントニックの歴史やアルコール度数、飲む時の注意点について説明していきます。
ジントニックの歴史
ジントニックは17〜18世紀頃にイギリスで考案されたといわれています。当時はイギリスが東インド会社を通じてアジア一帯の覇権を握っていましたが、マラリアによって命を落とす社員が少なくありませんでした。
その中でさまざまな薬や手段が試され、キナという植物の樹皮に含まれるキニーネがマラリアに効果があると判明。しかしキニーネはとても苦く、単体ではとうてい飲むことができません。
そこで当時は砂糖や炭酸水で割ったり、薬用酒として普及していたジュネヴァ(現在のジン)などを混ぜて飲まれたそう。これが現在親しまれているジントニックの原型ですが、世界中で広まり始めたのは戦後になってからです。
なお、18世紀には砂糖と炭酸、キニーネを混ぜた飲料がすでに誕生しています。これが後年にトニックウォーターと呼ばれるようになりました。現在はバリエーションも多く、ハーブや果皮などを混ぜたトニックウォーターも販売されています。
ジントニックはアルコール度数が低め
マラリア対策から生まれたジントニックですが、実は非常にアルコール度数が低いカクテルでもあります。レシピによって若干変動するものの、平均すると5%とされています。
ジントニックが宅飲みに最適な理由は、このアルコール度数はの低さにあるんですね。ジンを使ったカクテルは非常に多いですが、アルコール度数が20%を超えるものも少なくありません。
ちなみに一般的なビールが4~5%、缶チューハイが3〜5%程度。そう考えると、5%のジントニックはビールやチューハイ感覚で飲めるお酒ともいえますね。
糖分が多いので飲みすぎ注意
しかし、アルコール度数が低いからといって飲みすぎはNG。実はジントニックって糖分が多いお酒なんです。これはトニックウォーターに砂糖が入っているため。あくまで目安ですが、トニックウォーター100mlと缶ビール一本の糖分量はほぼ同じです。
ちなみに缶ビール一本の糖分は350ミリ缶で約10グラム。ジントニックは口当たりがよく、宅飲みでもつい飲みすぎてしまいがちです。気づかずに糖質の過剰摂取になっていることも考えられるので、特に糖質制限をしている人は注意して下さいね。
ジントニックに合う宅飲みのおつまみはこちら!
宅飲み向きともいえるジントニックですが、合わせるおつまみは少し味の濃いものがおすすめ。
以下のおつまみは、爽やかな口当たりのジントニックと相性抜群です。全て手間いらずなので、材料が揃っている時に作ってみてはいかがですか?
ジンジャーチキン
まず宅飲みでジントニックを楽しむ人におすすめしたいのがジンジャーチキン。
ジントニックの甘みに生姜のピリリとした辛味が効きます。ボリュームもあるので、ご飯のおかずが欲しい時にも適しています。
かつおのたたき
新鮮なかつおが手に入った時は、ぜひたたきとして楽しんでみてはいかがですか?
青じそや塩のさっぱり味が相性抜群。ジントニックだけじゃなく、他のお酒と一緒に楽しむのもいいですよ。
豚バラはんぺんのころころ焼き
ボリューム満点のおつまみが欲しい時におすすめなのが、豚バラはんぺんのころころ焼きです。
ブラックペッパーやポン酢の辛味が美味。濃いめの味付けなので、爽やかなジントニックの風味と絶妙にマッチします。
カレーポテトサラダ
普通のポテトサラダもおつまみに最適ですが、よりメリハリを効かせたのがカレーポテトサラダです。
冷めた状態でもおいしく頂けますので、作り置きにもピッタリ。ジントニックの苦味とスパイシーなカレー味のタッグは最高ですよ。
たことトマトのチーズ焼き
ちょっと洋風のおつまみが欲しくなった時は、たことトマトのチーズ焼きはいかが?
材料も少なくて済みますし、ガーリックの濃厚な香りと一味のピリ辛味が爽やかなジントニックに合います。
厚揚げだし豆腐
揚げだし豆腐というと、日本酒やビールの肴の印象が強いかもしれません。
でも、シンプルな味付けなのでジントニックにも合うんです。もし厚揚げが余ったら、ぜひ厚揚げだし豆腐を作ってみて下さいね。
塩ハンバーグ
ジントニックは肉料理との相性も最高ですが、手軽にお肉を食べたい時に最適なのが塩ハンバーグ。
材料を混ぜてレンジで加熱するだけなので、もう一品ほしい場合でもすぐに作れますよ。
白菜と豚肉のピリ辛炒め
もし白菜が余っていたら、こちらの白菜と豚肉のピリ辛炒めを作ってみましょう。
豆板醤の辛味とごま油の風味が口いっぱいに広がります。濃い味付けなので、ジントニックの味にピッタリです。
きゅうりと蒸し鶏のごまだれ
濃厚な味のおつまみが欲しい時にはこちら。
きゅうりと蒸し鶏のごまだれです。材料も少ないうえに調理がとても簡単。きゅうりと鶏むね肉はストックしている家庭も多いと思いますが、さっと作れるのでもう一品欲しい時にも最適なおつまみです。
チーズとちくわの春巻き
ちくわの穴にチーズを詰め、春巻きにしたものがこちら。
トロトロ・アツアツのチーズを堪能できるため、キンキンに冷やしたジントニックにおすすめ。他に必要な材料もちくわや春巻きの皮、大葉くらいなので、コスパも抜群なおつまみです。
まとめ
簡単に作れることから、宅飲みにもピッタリのジントニック。非常にあっさりした味わいなので、おつまみは少し濃いめの味付けのものを選びましょう。
今回ご紹介したおつまみは、どれもジントニックとの相性抜群です。材料があったらぜひ作ってみて下さいね。
この記事を書いたライター
親から飲んべえ体質を忠実に受け継いだKouheiです。安くて美味しいお酒を求め、そして安くて美味しい肴や料理を求めて試行錯誤の日々。ちなみに焼酎と泡盛、ビールを愛飲します。